昨日、労務トラブル対策の勉強会に行ってきました。
長時間残業による過労のため、
寝たきりになった人に 2億円近い賠償命令が漁れたり、
入社からたった2か月でも、過重労働で自殺したとして労災が認定されるケースも あるようです。
従業員を抱えている会社にとって他人事ではありません。
億単位の賠償責任を命じられては、 これだけで会社はつぶれます。
では、どうすればいいのか。
月の残業時間は80時間を超えると、
従業員に何かあった場合、会社の責任は出てきます。
また、メンタルヘルス不全がとても多くなってきております。
大事にしないためには、小さなサインも見逃さないことです。
うつ病の初期症状としては、
遅刻や欠勤が増えたり、(特に月曜日など) できる人が、泣き言を言いだしたり、
今までなかったうっかりミスが増えたり、
などのようです。
これは誰にでも起こりうるので、日頃のコミュニケーションがとても重要になってきます。
また、就業規則が、上記のような場合に対応していないケースが多いです。
就業規則は、一度作ったら作りっぱなしでは意味がありません。
一度見直しをしてみてはいかがでしょうか。
就業規則は、会社だけ、もしくは従業員だけを守るものではなく、
トラブルを防ぎ、両者を守るものです。
また、自分自身、健康管理に気を付け、
気持ちよく働けるような環境を自ら作らないといけない、
と思う今日この頃でした。
東京都千代田区市ヶ谷の税理士事務所
税理士法人九段会計事務所 矢合