国税庁が行っている、税務大学校特別講義に出席してきました。
今回の講義内容は、「国際税務」がメインでして、やはり最近
急成長してきた新興国との利益の綱引き。いわゆる移転価格税制
がメインテーマとなっておりました。
日本としてはできる限り国内の所得として、課税をしていきたい
というところがありますが、国際的な調和(外交的な要素もあると
思われますが…)により新興国を説得しつつ先進国間で作られた
移転価格税制を適用していくという活動や、今後の更なる国際化
に向けた当局側の体制強化などの講義を聞きました。
中小企業も国際化の波がきており、国外に法人を設立したり
支店を設立したり、というケースがより増加してくると考えられますので
顧問先様が知らないうちに税務リスクを抱えることがないように、
個人の税務知識を最新のものにアップデートしていかなければ
ならないと改めて認識致しました。
ちなみにこちらの講義は誰でも参加できますし、無料です。
九段会計事務所