「ナニワ金融道」、私のバイブルです。
漫画と侮ることなかれ、下手なビジネス書より有意義な情報が沢山掲載されています。
内容は、商業の町大阪を舞台に、マチ金(消費者金融)会社「帝国金融」の営業マン灰原達之と、借金にまつわる因業深い人間模様を描いた作品です。連帯保証人になった彼氏の借金の肩代わりをしてソープ嬢になる女、ご祝儀を盗まれてしまい穴埋めに奔走したあげく取り込み詐欺に手を出し破滅する男、詐欺的先物取引で全てを失う小学校教頭、法律の網の目をかいくぐる闇金融業者、更にはライバル企業との対決など、様々な人間や社会の裏表を描かれています。 以上、ウィキペディアをほぼパクりました。
必ずしもハッピーエンドで終わるわけではないので、読んでてブラックな気持ちになることもしばしばですが、自分の人生における責任を自分で負うことの大事さを痛感させられます。
厳しい金融の世界で、もがきながらも成長していく主人公灰原に自らを投影し、学生時代から強く影響を受けてきました。最近になって、ページを捲る指に自然と力が入るようになったのは、自分自身が灰原の年齢に近づいてきたからかもしれません。
興味を持たれた方は是非ご一読ください。
ちなみに「ナニワ金融道」はかなり昔に最終回を迎えたのですが、数年前に「新ナニワ金融道」として帰ってきました。画像は最新刊です。
九段会計事務所 沼辺