渋谷に「てっぺん」という居酒屋があるのを御存じの方も多いでしょう。
ここはただの居酒屋ではありません。
・志を持ち、生き生きとスタッフが働く
そんな居酒屋なのです。
まず店に行くと、店員全員で歓迎の挨拶をしてくれます。
この日は私と同業の友人のワタナベさんに予約をして頂いたのですが、
席に着くと手書きのメッセージでお出迎え。
その後、乾杯をする時も店員全員で乾杯を盛り上げてくれます。
料理を出す時も、
「枝豆です」
「ふわとろ焼きです」
とは出さない。
「僕のナンバー3です」
「おいしく召し上がれ」
なんて一声かけてくれます。
ほか、様々な場面で店員との会話が入ります。
店内のレイアウトが、カウンターが多く、またテーブル席のそばに
料理人がいるなど、コミュニケーションがとり易くなっているのです。
スタッフの数も、席数に比して多めになっていました。
そんなサービスを受けたら、いやらしくも試したくなるのが人の性、
といいますか私の性。
①空に近くなったグラスを置き、あえて放置してみる(次のドリンクの提案はあるか)
②薬を置いておく(水の提案はあるか)
③メニューにはないオーダーをする(どう対応してくれるか)
①に関しては、提案はなし。あまりガツガツしない方針なのでしょうか。
私の学生時代のアルバイト先では、「3分の1を切ったらドリンク提案」が
マニュアル化されていました。提案が絶対的な善ではありませんが。
ただ終盤、飲みたいと思うタイミングでちょうど水を出してくれた気遣いは良かったです。
②、提案はなし。ただ、水を頼むとちゃんと「氷なしにしますか?」と聞いてくれました。
ここ重要なんです。私は薬を常服していますが、水の出し方で店がわかりますね。
脱線しますが、過去に一度だけ「白湯にしましょうか?」と言われた店員には感動しました。
③メニューにはない「てっぺんドリンク下さい」と言ってみました。
味よし。
☆型のニンジンか何かの飾りが入っている。
ストローを2本つなげて一工夫。
挑まれて、ただでは終わらない!という気持ちが伝わってきました。
そして誕生日の人がいたら電気を消し、店内の客を一体にさせ、メッセージを言い、歌う。
この日は3組のお祝いを店全体で行いました。
ちょっと元気がなくなった時、
プラスのパワーをもらいたい時、
誰かを応援したい時、
記念日を祝いたい人がいる時、
1番に名前が挙がる居酒屋です。
通います。
新井 良平(注:てっぺんさんの回し者ではございません)